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日記.2  (ノンフィクション, 1 author, 3196 views The author wishes to write this novel alone.) RSS

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  • aoku_aruku
  • 6 page

いつかぜんぶ話せますように。
いつかぜんぶ話せますように。
そう思い続けて、願い続けて、もうずいぶん長い時間が経ってしまったけれど。
笑い話にできますように。
そしてできれば、いつかこの難題自体に感謝もできますように。
この闇が晴れたらどんな景色が見えるのか。
この7年間ずっと見たかったものを見つけに行こうと思う。

まだあと数ヶ月はかかるかもしれない。
それでもこれまでの7年と比べれば、そして立ち向かうことをしなかったときのこの先一生を思えば、それはまるで一瞬と同じだ。
そしてぜんぶ終わったときにはきっと、僕はやっと大人になれているんだろう。
子供の頃から大嫌いで仕方のなかった大人にではなく、絶対にならないと誓った大人にではなく。
自分の信念で動き、考え、それをちゃんと形にできる、そんな大きな人に。

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  • aoku_aruku
  • 5 page

もうすぐ新しい年が始まる。
僕にとっては本当の意味で新しい、真新しい年になるだろう。
限界が来て良かったと思う。
自分が自分で思うよりもずっと弱くて、ずるい人間だったと認めることができて良かったと思う。
そのおかげで戦う覚悟ができた。
格好をつけてこれを戦いだったと呼ぶことができるのも、ぜんぶ終わってからになるけれど。

それまでは誰にも言えない戦いを続けよう。
言葉にも絵にもなれない戦いを続けよう。
あの頃の神クズのように、アサガヲのように、まと嶋のように。
江西のように、夢見のように。
馬鹿みたいに苦しくて不条理でどうしようもなく打ちのめされそうになるような難題でも、たとえ今までずっと圧倒的に負け続けていたとしても。
文字通りそれに立ち向かうことが命懸けであったとしても。
その価値は間違いなくある。
ただ今はこういうとりとめもなく、まとまりもなく、曖昧で思わせぶりで軟弱で自己陶酔的な痛々しい文字でしか書き残せない。
こういう葛藤も終わりにしたい。

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  • aoku_aruku
  • 4 page

それでも、そのせいにだけはしたくなかった。
これまでの色んなやりたいことが、やろうとしたことが、そのたびにできなかったことの。先延ばしにしたことの。
「それ」を理由にだけは絶対にしたくはなかったから。言い訳にしたくはなかったから。ぐっと口をつぐんで心に閉じ込めて、誰にも相談をせず、頼ることもせず、ただじっと闇が晴れるのを待ち続けていた。
子供の頃に2度経験した、あの晴れ渡る空のような青が闇を照らしてくれるのを、ただじっと7年間待ち続けていた。

しかしどうやら3度目は無いみたいだ。
それともこの先にそれは待ち受けているのかもしれないけれど、その前に僕自身に限界がやってきてしまった。
すっかり待ちくたびれてしまったし、大人になってしまったし、僕は自分自身で「それ」と戦うことを決めた。決着をつけることを決めた。
それが半年前だった。

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  • aoku_aruku
  • 3 page

ずっと前から抱えてる問題の話。

やりたいことは山ほどあって、それはどれも明確で、実現も可能なことばかりなのに。
なにひとつ、とは言わないけれどほとんどが手もつけられないまま積み重なっていて。
本当に山のようだ。
ただしそれは花も咲かない瓦礫の山でしかない。

なにひとつ諦めたわけではないけれど、今までのこれは、真っ暗闇の道に一瞬だけ射す光をひたすらに待ち続けるだけの人生だったように思える。
ここで人生という言葉を使うことを言い過ぎではないと断言できるくらいに、この僕のきっと、この先もこれ以上ないはずの「難題」は、これまでの7年間ものあいだずっと日常的に立ち塞がり続けてきた。

それは毎回。
毎回と言っていいほど、ことごとく邪魔をして。
足を抜けるほど引っ張ってきて。
がんじがらめにまとわりついてきた。
まるで牢獄のように。重たい足枷のように。
それはいまだに名前の付けられない、形容のできない、あえて呼ぶなら「難題」、「問題」としか呼ぶことのかなわない代物だった。

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  • aoku_aruku
  • 2 page

誰の目から見ても正しいと分かりきっていることが必ずしも物事の解決策ではないと、そう少なくない人が知っているように。

客観的には明らかな悪や、わかりやすい間違いが、目に見えて誰かを傷つけている、そんな大勢に届けられるニュースが多過ぎたとして。
そして誰にも気づかれないまま救われた者の報らせが、限られた少数の本当に大切な人にしか届けられないように。

全ての出来事は手に取ることができれば多角形だとわかるのに、一面も二面もそれ以上の数を持っているというのに、月の裏側のようにこの場所から目にすることができないのなら想像でそれを補うしかない。
そしてその想像力こそが、人間にとって最も大切なものだと思う。
月の裏側には何がいる?何がある?
そこは魔法の国かもしれないし、ライオンがコーヒーを飲みながらのんびりと暮らしてだけかもしれないし、宇宙中でヒットしている旬な映画が上映されていたりするのかもしれない。
誰にもその想像を邪魔する権利はない。
この日々はすべてあなた自身のものだ。当たり前だ。
誰かにちょっと分けるくらいはアリだけれど、まるごと渡したり、あげる必要なんかどこにもない。
そしてこういう僕の考えが、誰かにとっては正しかったり。間違いでしかなかったりする。

そんなふうにきっと、この難題の解き方は、一般常識問題は、間違うことがきっと僕にとっての正解なのだろう。
今ならそう、はっきりとわかる。

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  • aoku_aruku
  • 1 page

2015.冬

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